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「ルールは二つ知っていればいい。 あるがままにプレーすること。自分に有利に判断しないこと。」...ハリー・バードン。

ゴルフに対する基本的な向かい方を言っている言葉だ。

「あるがままにプレーすること」
これはゴルフの一番の基本で、あるがままの状態のボールをプレーするからこそ「ゴルフ」なのだ。
「6インチプレス」なんて言って、常にどんなライからでもボールを動かして芝の上から打つなんてのはゴルフじゃあない。
それなら練習場で打ってればいいし、変なライが嫌だったらゲートボールでもやってればいい。
ただし、スコアをつけずに、ただ自然の中でボールを打つことだけを楽しみにして散歩のようにコースを回る為に、打ちやすいライにボールを動かすというのは「あり」かもしれない。
ただし、これは「ゴルフ」ではなく「ゴルフのようなもの」「散歩のついでの球遊び」なんだけど。
ボールを悪いライから動かして、それでスコアをつけるなんていうのは「嘘つき」「詐欺師」と同じで、「ゴルフを知らない人」ということを証明しているだけだ。

「自分に有利に判断しないこと」
これは、基本的な精神のことだと思う。
いつもそう判断していれば、「不正」や「卑怯」や「人間性の卑しさ」からは遠いゴルファーになれる、と。
ただし、この言葉の通りの判断であってもルール違反になることもあるから、要注意!
つまり、絶対に自分に不利に判断しても、ペナルティーが付くことがある...だから、やっぱりルールブックは読んでいた方がいい、という話になるんだが。
...恥ずかしい話だが、自分にもこんな経験があった。
まだゴルフを始めていくらも経ってない頃、とある競技の予選でのこと...ティーショットを引っ掛けて左サイドのブッシュに打ち込んでしまった。
そこは運良く修理地の杭が立っていて、無罰でドロップできることに...ピンと結んだラインの後方線上を見ると、植えられたばかりの花壇で奇麗に花が咲いている。
その花壇はなぜか修理地の杭の外で、ルール通りに処置しようとするとそこにドロップしなければならない...で、自分に不利になるのだからいいだろうと、花壇のさらに後方に(3メートルくらい)下がってドロップしてプレーを続けた。
で、ラウンド後に「誤所からのプレーで失格」。
正直、その頃はあまりルールブックを読んでいなかったために、自分に有利にならなければいいだろうくらいにしか思っていなかった(恥)。
(でも、今なら花壇の中にドロップしてプレーするかと言われれば...やっぱりしないで、更にアンプレヤブル処置をして花壇を避ける方法をとるかな。元々そこに打ち込んだ自分が悪いんだし。)

「6インチプレース」をする人や、自分に不利にならないようにしか考えない人は、それでスコアカードに書く数字が少なくなりさえすれば、ほかはどうでもいいんだろう。
そんなゴルファーモドキの「インチキゴルフ」は、常に意地汚くコソコソしていて、他人の失敗をひたすら祈り、隙有ればその足を引っ張ろうとする、もの凄く醜いモノになりやすい。

「あるがままにプレーする」「自分に有利に判断しない」
こんな気持ちを常に持ち続けている人たちと、俺は一緒にプレーをしたい。
スコアはどうなるかわからないけれど、プレー後は絶対に気持ちがいいだろう。
「ああ、今日はいいゴルファーと出会えた」
「スコアはともかく、楽しいゴルフが出来た」って。