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「ゴルフに年齢はない。 強い意志さえあれば、何歳になっても上達する。」...ベン・ホーガン。
この言葉は、自分の仕事をきちんとやりながらゴルフを楽しんでいる、全てのアマチュアゴルファーに送りたい。

私の10代20代の頃は、周りにゴルフをやっている人は全くいなかった。
ゴルフというのは、「金持ち」が「高い金をかけて」「みっともない格好で」「荷物はみんな女に持たせて」「棒切れで小さなタマを引っ叩きながら」「お互いにお世辞を言い合い」「自分たちが上流社会の一員だということを見せびらかす」、絶対にやりたくない遊びのイメージしかなかった。

それが偶然、半ば強制的にゴルフダイジェストの仕事をすることになり、30代半ばで嫌々始めることになった。
やらざるを得ない、ということで、ロジャースで5万円で何から何まで買いそろえて、だ。

しかし...やってみたら、こんなに面白く深いゲームはなかった。
すぐに熱中して、その「熱」は形を変えながらも、今も途絶えることはない。
そしていつも思ったのは「もっと早く始めていたら、俺はもっと高みまで行けたかもしれない」ということ。

でも、ベン・ホーガンの言うように、「ゴルフに年齢はない」のだ。
いつまでも新しい発見があり、新しい技術や、方法の発見の喜びがある。
純粋な飛距離は年齢とともに落ちてくるのはしょうがないが、いろいろな「技」の面白さはそれを補って余りある。
ゴルフって言うのは、身体が動く限り新しい技術論、方法論の発見があり、我々ヘボゴルファーはマンネリに陥ることなく「開眼」し続ける。
昨日の「開眼」が一夜寝るとともに霞の彼方に消えようとも、それは新しい「開眼」の喜びを味わえるためと喜んだ方がいい。

そうして、40代でゴルフを始めた人も、50代60代でゴルフを始めた人も、あるいは70代で始めた人も...これだけは断言できる...ゴルフはいつ始めても、上達できる!
そりゃあ、数字だけを追いかけてのエージシュートまでは無理かもしれない。
でも、誰でも「ゴルフの面白さ、深さが十分わかるまで」は上達できる。
つまり、ゴルフに行く日の前の日は少年時代の遠足の前の日のように興奮して眠れない、とか、自分の打ったボールが狙った方向に夢のように遠くに飛んで行く、とか、緑の中を白球が白い線を描いてピンに絡んで行く、とか、長いパットのラインが幻のようにイメージされてその通り転がったボールがカップに吸い込まれるとか、他では経験の出来ないような緊張と興奮と達成感が味わえるのだ。
(もちろん「挫折感」も味わえる...世界の終わりのような後悔とか、少年の頃の様な自己嫌悪の嵐とか、真っ赤っかに赤面する様な屈辱感とか...でも、大人になって感受性の鈍くなった身には、それも貴重な素晴らしい経験じゃない?(笑))。
ゴルフの魔法の世界で遊べるようになるのに年齢は関係なく、その世界をより深く味わうようになることはいつまでも出来るのだ。

さあ、スコアカードの数字だけの世界から離れて、野に遊ぶ自分の会心のショットをイメージしてみよう。

感じるだろう?
明日は今日より、少しだけ上手くなりそうだ、って。
今度のゴルフは、きっと今までより面白くなりそうだ、って。