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「早く振る人間に未来はない」...ゲーリー・プレーヤー。

深いぞこの言葉...多分深い。
同じようなことを、あのボビー・ジョーンズも言っている。
「ミスショットの99.9パーセントは、早振りに原因がある」

ポイントは「早く振る」ことで、「速く振る」ではないところ。
ボビー・ジョーンズが、別に「クラブを遅く振りすぎる者はいなかった」と述べているところから、これはスイングのリズム、あるいはタイミングのことだとわかる。

ゴルファーは誰でも、普通にショットを打つ時は「速く」振ろうとするもの。
ティーショットを飛ばしたいとき、アイアンで切れの良いショットを打ちたいとき、「速く」振ってヘッドスピードを上げたいと思う。
例えば距離のあるパ−5。
誰だってティーショットをより飛ばしたいと思う...当然自分なりに「フルショット」、つまり自分の最大ヘッドスピード出してボールを打ちたいと思う。
そして、渾身のショット。
まあ、普通のゴルファーの9割はミスショットになる。
曲がる、ちゃんとフェースに当たらない天ぷら、ダフり...極まれに「芯を食った」なんて当たりが出ても、思ったより飛んでない。
古の名手達の答え...その原因は、「早く振った」から。
飛ばそうと思うあまりに、自分のタイミングより早いタイミングで打とうとしたから、フェースに当たらなかった。
「芯を食った」なんて思ったショットも、実は「フルショット」を意識するあまりアドレスから力が入りまくり、むしろバックスイングのヘッドスピードが上がりすぎて、ダウンからのヘッドスピードは普段よりずっと遅かった、なんてことが多いのだ。

オープンコンペなんかでの、「ドラコン」ホールでのティーショットを見ていると、冗談ではなく「後ろに飛ばした方が飛んだんじゃないの?」なんて言いたいくらい「バックスイングのスピードが上がっている人が多い...むしろ、ダウンからはブレーキがかかってしまっているように見える。

ただ、名人達は「遅い方がいい」なんて言っているけど、これは難しい。
実際に「遅い」タイミングでなんてちゃんと振れやしないもんだ。
多いのは「ゆっくり」とか「遅く」なんて意識すると、ただ「脱力」してしまって「デレッと」振ってしまう人。
...ただぐにゃぐにゃしたような蛸踊りスイングになてしまう人は多い。

だから自分なりに考えてみると、飛ばしたい時や力が入るような場面では「普通に」打ちたいと思ったって「早い」タイミングになるに決まっているんだから、早く振りたくないと思ったら敢えて「バックスイングだけでもゆっくりしよう」と思うしかないんじゃないか...
そうしたって切り返しで力が入れば、ミスショットになるんだけれどね。

短いけど、深いよ...この言葉。
上手く行けばスイングのレベルが何段階も上がるから。
ちょっと自分のゴルフスイング意識に引っかかったら、覚えておくといいかもしれない。
きっと今までよりは、ミスが減る。