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「大胆にパットするものには、カップは非常に大きく見えるものだ」...サー・ウォルター・シンプソン。

これには逆説的な意味があって、「怖がっておっかなびっくりパットするものには、カップは非常に小さく見える」と同じ事。

確かに(傍目に見れば大胆ともいうけれど)、「打ちすぎた!」なんてパットの方が、「ピッタリだ」なんて思ったパットより入ることが多い。
そして、「あれ?入っちゃった。」なんて事が続くと、なんだかいつもよりカップが大きく見えてくる。
そうすると、「こんな大きいカップなら入るはずだ」なんて更に思えて、多少遠くたってその日のパットがガンガン入りまくったりする。
年に何度かある「パットの入る日」の始まりだ。
そしてショットが良い日より、こんな「パットが入る日」の方が自己ベストの更新をしたりする可能性が高い。

パットっていうのはどんなに下手な人でも、ワンピンを横に1メートルも外したりすることはあまりない。
やるとすれば距離の誤り...特にショートし過ぎるミスが多い。
ショートしてショートしての3パットや4パットなんてのは、ゴルフのミスの中でも最もやっちゃいけないミスだ。
こんなミスをするとアプローチやショットのミスも多くなるし、なにより心に大きなマイナスイメージが出来上がってしまって、やる事成す事悪い方向に向かって行く。

だから、パットの入らない日はカップの大きさを倍くらいにイメージして強めに打ってみた方が良い。
「でかいカップだ!」って心を騙しても無理矢理カップを広げてしまうのだ。
そう思えれば、緊張して手が動かないなんて事は少なくなる。

なんたって、チャンスについたボールをことごとくショートするなんて、一番みっともない。
小さく見えるカップにびびって、手が動かない、打てない、なんて見ていても情けない。
以前描いた「チャンスについたバーディーパットをショートする奴と、友達になってはいけない」って言葉は、こういったときによく分かる。
そんな風にショートしまくる奴には、必ず泣き言や愚痴や言い訳が一緒についてくる。
たかがショートパットで、人格の弱みがみんなばれてしまう。
それ迄の長い時間をかけて作り上げて来た外向きのイメージが、パット一つで崩れ去ってしまうのだ...一日の時間をかけて遊ぶゴルフってのは、結構怖いモノなんだ。


無理矢理でもイメージしろ!
カップは倍大きいぞ!
打て! 打て!
痩せ我慢して、唇噛み締めて、血圧上げながらでも、必死にカップを越えさせろ!
打ちすぎて外れるのは、ショートして外すよりもずっと気持ちが良いはずだ。





...まあ、限度もあるけどね。