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「冒険しなければ、なにも手に入らない」...イギリスで、古くから言われている格言の一つ。

日本風に言えば「虎穴に入らずんば 虎児を得ず」とかなんとか...

例えば、自分がナイスショットをすれば届くけれど、少しでもミスすれば池に入る、なんていう場合。
貴男は冒険するだろうか、安全第一で刻むだろうか?
なんだか、人生に対する「向き合い方」みたいなことさえ問われているような問題。
普通は刻む人と、行く人は半々くらいだろう。
そして「行く人」の成功率もせいぜい50パーセントあるかないかだと思う。

今の一般的なレッスン書やレッスンプロの薦めるのは、大体慎重論の方だろう。
無謀な攻め方をするのは、「ゴルフ頭の悪い」ゴルファーとして軽蔑され、「行かない」ゴルファーのほうが「頭脳的なゴルファー」として賞賛される。

なのに、昔のゴルファーがこうした言葉を残しているのは何故だろう?
...こう考えられるのではないか。
「勇気あるショット」にはうまくいったときには「自信」と、「スコア」と、「良い記憶」がご褒美としてゴルファーに与えられる。
この勇気の記憶は、次に冒険しなくてはいけない場面に遭遇したときに、決断の早さと、身体の動きのスムースさと、心に不安が起こるのを抑える「自信」をもたらしてくれる。
「臆病さ」からきた「刻み」には、また再びそういう場面に遭遇したときに、前と全く変わらない怯えと不安に襲われる...いつまで経っても、同じ結論しか出せなくなるわけだ。

命まで奪われるわけじゃなし(ボールの一つや二つ、スコアの一つや二つ)...「チャレンジしてこそ、自分に新しいゴルフの世界が開かれる」ってことを昔の人は言ったんだと思う。

ただし、勇気あるショットと「無鉄砲」なショットは違う。
アーノルド・パーマーも言っているが
「勇気あるショットには報酬があるが、無鉄砲なショットには得られるものはなにもない」

ここからが俺の勝手な解釈だけど、「勇気あるショット」の条件とは、せめて練習場で3回に一回は打てるショットではないだろうか...俺的には5回に一回打てるものでも良いと思うけど。
なぜなら、そんなショットを「ここ一番」で上手く打てたら、練習場ではいつでも打てるようになるほどの自信になるから。
無鉄砲なショットとは、「上手く打てた記憶の無いショット」、あるいは「ただ打ちたいと思っているだけのショット」、あるいは「テレビで見ただけのプロの打ったショット」、あるいは「プロも打てないような凄いショット(笑)」なんかの事。
つまり、妄想と願望のみで打とうとする「100回に1回も当たらない、下手打ちギャンブルショット」の事だ。


「行くか、やめるか」...やった後悔か、やらなかった後悔か...どちらを選ぶかと聞かれたら、俺は間違いなく「やって後悔」した方が良いと思っている。
だからこの次にそういう機会に出会ったら、また間違いなく行っちまう...


いい年して、懲りずに...そして、口癖になっちまった「やっぱり、オレは馬鹿だ...」を言うんだよなあ。