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これは、ゴルフを始めた頃に、大先輩から注意されたことの一つ。
「ボールを拾うときには、カップからなるべく離れたところに足をおけ」
つまり、「カップの側を踏みつけるな!」という教えだった。

このことに関しては、テレビ中継などでよく見ていると、日本のプロ(特に女子)にもカップのすぐ側を踏んでボールを拾う人が多いのに気がつく。
まして、アマチュアの試合なんかになると、カップから1センチくらいの所まで踏み込む人なんかもいる。
普通に見ていると大部分のアマチュアゴルファーは、15センチから20センチくらいまでは踏み込んでいるんじゃないだろうか?
この距離、近すぎないか?

アメリカのツアーなんかを見ていると、殆どの人がパターを支えにして、4−50センチ以上離れてボールを拾っている。
まあ、これは自分でもやってみたけど、結構きつい姿勢で、下手すると体重を掛けたパターでグリーン上に凹みが出来そうだったので今はあまりやっていない。

このことに注意している名言などを探してみると、ハービー・ペニックが
「ボールを拾い上げるときに、どれだけカップの近くを踏まないようにするかを見ると、そのプレーヤーがどれだけ思慮深く、思いやりのある人かがわかる」
という言葉を残している。
そして、この「カップの近く」がどのくらいの距離であるのかが問題なのだが、自分ではよく「ワングリップOK」なんて使われている、ワングリップの距離くらいだろうと考えていた。
ワングリップというと、ほぼ25−26センチ、これだけ離れればいいのではないか、と。

面白いことに札幌で買った本の中に、鈴木康之氏の「ゴルファーのスピリット」という本があり、この中でこれについての考察が書かれており、その距離を靴一足分(約26.8センチ)としている。
その理由は、ボールがふた転がりでキッチリはいる距離...つまりボールの直径X3.14X2が26,8なんだそうだ。

こんなことしたからってスコアが良くなるわけではないけど、みんながフェアで公正に楽しみ競う様に気を使うって、大事な事なんじゃないか?

カップのすぐ側を平気で踏み荒らして行く様な「自称上級者」より、カップから離れてボールを拾う百叩きのゴルファーの方が、ずっとスマートに見えないか?
(そんな所に気を使わないゴルファーなんて、オレは二度と一緒に回ろうなんて思わない。)

「ワングリップ又は靴一足分、カップから離れてボールを拾う」
こんな風にさりげなく気を使う...ちょっと洒落ているんじゃない?