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「ピークは心が決めるモノ」...鈴木規夫

というのは今、共同通信で十年以上連載していて全国の地方紙に配信されている、「鈴木規夫のゴルフは心」で鈴木規夫が自分自身に語った言葉だ。
ゴルファーというものは、「今がピークだ」と思ったときには、もうゴルフの力は下り坂になっている。
何時も挑戦者の気持ちで挑戦し続ければ、ピークはまだこれから来ると言う。
そして「もう年だから」というのは、甘えや言い訳を自分にしているだけだというのだ。

確かに、普通のゴルファーは60歳くらいになると「もう競技は無理だ」、とか「年だから全然飛ばなくなった」、とか「俺なんか所詮こんなモノさ」なんて言葉が普通に会話に出て来るだろう。
同じ様な年齢の仲間も、みんな一緒にスコアが落ちて行くから、それが自然で当たり前の事と疑いもしないだろう?

しかし、ラウンドの度にスコアが悪くなって行く、ついこの間迄色々と教えてやっていた若いヤツに、飛距離もスコアも追い越されて行く...それで本心から心穏やかでいられるのか?
ベストスコアより20打も30打も多く打って回ることが、本当に楽しいか?
心の片隅に「いや、本当の俺はもっとやれるはずだ」なんて気持ちが、口惜しそうに蠢いていないか?
...「今」諦めるのは、口惜しくないか?

のんびり冬眠して春を待つつもりの季節でも、「刺激」は遠慮なく戸を叩く。
これから燃えようとしている男、挑戦しようと動き始めている男達が、「真面目に遊ぼ!」と誘いに来る。
真面目に練習しないと打てないような、剛刀を使えと言ってくる。

そうだなあ、残り少ない人生で、稼ぎも少ない貧乏暮らしだが、ちょっと早めに始動して今年の春に挑戦してみるか。
「俺のピークはこれから来るんだ」なんて、少し気持ちを騙してみるか。
世間一般の「年齢」も「ピーク」もそれは他人が勝手に決めたもの、俺のピークは俺が決める、ってね。
まだ寒いけど、外に出て、背筋を伸ばして、身体をほぐして、ちょっと腹回りを落として、下半身を少し鍛えて...そしてゴルフの女神に懺悔して。
もう一度、ここからスタートしてみる。
今は多分ハンデは18か20だろう、これを5年後に8か6にはしよう、なんて決めて。

「俺のピークはこれから5年後にやってくる」...そう自分を騙し切ったら、本当にそうなりそうな...気がしないでもないじゃない(笑)。