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「多くのゴルファーは ボールを早く打とうとしすぎる。 タンポポの花を打つようにスイングすればいい」...サム・スニード


天性のスインガーと言われたサム・スニードの言葉だが、要するに「打ち急ぐな!」ということ。


世の中の「名人」とでもいわれる様な方々から見ると、数多いる「俗物ゴルファー」達は、ゴルフクラブを手にしてゴルフボールを前にすると、スイングを始めた途端に皆世の中の理を忘れて発狂してしまうんだそうだ。

確かに我々の多くは、ボールに対して構え、動き出した途端に「記憶喪失」になったり、普段とは別の人格に「変異」してしまって、鬼の様な形相で息も荒くなり、まるで親の敵のようにボールに襲いかかって...打ち終わった後でふと我に返り、恥ずかし思いに赤面した経験というのがあるだろう。
素振りの時にはまだ気は確かなのに、ボールがあると「もっと飛ばさなくちゃ」という狂気のスイッチが入ってしまう...その結果、悲鳴を上げたり、怒り狂ったり、絶望の呟きや、呪いの言葉を吐き出している人物が自分だと気がつくのは、ティーグランドを降りる時だ。
だから、何度でも同じ失敗を繰り返す。

それだけ「ボールを打たなくちゃ」「もっと飛ばさなくちゃ」というプレッシャーは、ゴルファーにとって「重い」と言う事。
そして、「もっと飛ばしたい」は「もっと力を入れなくちゃ」になり、自分の力(主に腕力)の「フル動員」になり、それはスイングの理を忘れた「リズムの欠けた早打ち」「出鱈目な腕力打ち」「全身無駄働きの踊り打ち」になってしまう。

で、サム・スニードは言う。
「みんな、早打ちしすぎて、レート・ヒッティングができていない」
「だから、ボールを打とうとは思わずに、道ばたのタンポポの花を打つように打てばいい」
...だそうだ。

確かに、クラブが降りてくるまで「待つ」感覚がないと、殆ど手が先行したり、右肩が落ちたりしてミスになる。
早打ちにならずに「待つ」事が出来れば、それがレートヒッティング出来たということ。
その「待つ」と言う感覚は、「冷静な頭脳」「落ち着いた頭」が無ければ体現出来ない。
ゴルフスイングで殆ど全部のゴルファーが発狂してしまうのは、「ボールを打とう」とする事が原因なのは確か...だから、これを「道端に咲いているタンポポを打とう」としているんだとイメージするとどうだろう。
クールに発狂もせずに、ゆっくりとスイング出来るだろう?
誰もがちゃんとレートヒッティング出来てるはずだ。

まさにこの部分が、ゴルフスイングのツボの部分と言える...長くレッスンイラストを描いてきて知り合った、多くのな有能なレッスンプロ達は、共通して「この辺り」のことを色々な言葉で表現している。

そんな中で、サム・スニードのこの言葉がこのポイントを一番易しい言葉で言っている、と思うんだけど。
...どうだろう?