ゴルフの名言勝手に解釈  (渡辺隆司のゴルフブログ)

過去から今に伝わるゴルフの「名言・格言」を、勝手な解釈で描いて行きます。 読んだ結果、多分、ゴルフが上手くはなりません。 でも、ちょっと良いゴルファーにはなれるか、と。 もちろん責任持ちませんが。 (イラストの無断使用はしないで下さい)

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「怒りは、ゴルフの最大の敵である」...トミー・ボルト。

このトミー・ボルトというプロゴルファーは、別名「サンダーボルト」と言われたように短気で有名なプロゴルファーで、「怒り」にまつわる数々の伝説を残している。
クラブをへし折るのは当たり前で、特にパターを折ったことは数えきれないほどあったらしい。
その度に、ドライビングアイアンつまり1番アイアンでパットをしていたとか...

キャディーバッグを池に放り込んで帰ってしまった、という話もいくつか書かれて残っている。

あの全米オープンで、アプローチが何度も同じところに戻って来たのに頭に来て、動いたボールを打って棄権してしまったジョン・デイリーも真っ青なほどのショート・テンパーだったんだろう。

多分当時のプロゴルファー達も迷惑はしたんだろうが、なぜかトミー・ボルトに関して残されている記録には、彼が「愛すべきキャラクター」であるかのように書かれているのが不思議だ。
ジョン・デイリーなんかは、あの件だけで「天下の悪人」みたいな言われようだったんだから。

その理由の一つがこんな言葉を残すように、本人も「自分の怒りの感情が自分のゴルフの最大の敵である」と自覚していたからなんだろうな、と思える。
「怒っちゃいけねえ!」「怒ったら負けだ」「落ち着け!」とか思いながら...簡単に切れちゃう自分にどんな思いをしてたのやら...それがなんだか愛すべき人間に見えてくる理由かも。

我々ヘボゴルファーだって、「怒り」が敵なのは同じこと。
まあその怒りが「コース」やら「同伴競技者」やら「不運」やらに向かうのは、単なるバカヤローだから反省して我慢して押さえるのが当たり前なんだけど...
問題なのは自分に対する「怒り」の感情。
「情けねえ」「俺は馬鹿だ」「何やってるんだ俺は..」等々の「自虐の怒り」。
これは困る。
落ち込み、悲しみ、あげくの果てに絶望するまでの怒り。

これ、我々のゴルフの最大の敵...下手すればゴルフに絶望してやめてしまうことだってある。
どうすればいいのか。
...私は色々経験したあげく、我々に簡単で一番効果があり、それなりにゴルフを続けていける方法を見つけた。

それは「言い訳」をすること!
怒りの感情で、ゴルフが嫌になりプレーすることが苦痛になるような時には、思いっきり「言い訳をして自分を救え!」って。
ただし、その言い訳は同伴競技者やコースについては極力避ける。
なるべく(アマチュアなんだから)「自分の仕事」を優先した結果だと考える。
なるべく「安いもの(ボールとかティーとか)」の所為だと思い込む。

「だから俺は悪くない!」

どうだ?
少しは血圧下がるだろ?

...つまり、「ゴルフをやめたくなかったら、懸命に言い訳を考えろ!」(大叩き男)って訳だ。
あれ?
こっちの方が「名言」かな(笑)?

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「緊張してると感じたら、まずグリップの力を抜け」...ボビー・ロック。

「緊張してる」と感じること...言い換えれば「あがっている」「力が入っている」「足が震えている」なんて状態...つまり自分が「普通の状態」じゃないって感じる時全てだろう。
こんな時にゴルファーは知らず知らずのうちに、グリップに力が入ってしまう。
これはプロまで含めて、全てのゴルファーに当てはまる状態だと思う。

そうなるとどうなるか。

腕の前側の筋肉に力が入り、スムーズなバックスイングがし難くなり、肩の筋肉にも影響が出て十分な捻転も難しくなり、ぎこちないトップから肩と腕に力が入ったままのダウンスイングが始まり、ヘッドは走らず、外から入りやすくなり、ボールもろくに飛ばずに曲がりやすい球筋となる。
特に一昔前のグリップ...「右手の親指と人差し指を締めて、その作るVの字が右肩を指す」なんてやり方をしていると、ますます前腕の筋肉に力が入って動きがぎくしゃくしてくる。
(...以前はこの「親指と人差し指を締めろ」とうるさく言っていたプロも、今は「出来るだけ緩めた方がいい」と言うようになっている。)

ゴルフ場に住む魔女は、様々な機会を捉えては常にプレッシャーをかけて無駄な力を入れさせようとする。
景色であれ、スコアであれ、同伴競技者であれ、直前の大叩きであれ、やっと取ったバーディーでさえプレッシャーの元になる。

じゃあ、どうしたらいいか。
自分が「普通の状態じゃない」「ビビってる」「熱くなっている」なんて感じたら、意識してグリップの力を緩めればいい。
簡単に言えば、クラブを握っている手の力を抜く...かろうじて手から落ちないでいるくらいに極端に力を抜いてみる。

どうしてもうまく力が抜けないような時には、右手の親指と人差し指を伸ばしてグリップさせないで振ってみるといい。
ジョン・デイリーなんかは、右手と親指と人差し指を緩く伸ばしたままであの飛距離を出している。
つまり、この2本の指はスイングにも飛距離にもそんなに関係ないのだ。
人の一番力の入りやすいこの2本の指がグリップの力の入り過ぎ(力の入り過ぎたスイング)の元となっているんだから、意識してこの2本を使わないようにしたらグリップに力は入らない...って訳。

「ん? 俺はなんか普通じゃない?」と感じたら
まず意識してグリップの力(右手の親指と人差し指の力)を緩めてみる。
他の場所を緩めようとすると、あちこちが緩んでただのデレデレ脱力スイングになりやすく、ろくに当たりもしなくなるから気をつけて。

指先だけでいいんだからね(笑)。

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「だから18ホールあるのさ。」...ベン・ホーガン。

なにが、「だから」なんだろう。
勝手にイメージが思い浮かぶ。
18ホールある...つまり、9ホールや10ホールじゃあない。
18個もホールがあるんだ。

スタートホール、ついやってはいけないミスを連発しての大叩き。
「久しぶりのゴルフ」「楽しみしていたゴルフ」の緊張と興奮とで、アベレージゴルファーには本当に「よくある事」だ。
それで、「ああ、未だ1ホールなのに今日は終わった。」なんて思う奴がホントに多い。
ただそれだけで、残りのホールを愚痴と後悔とぼやきと投げやりなプレーで重ねていって、結局一日を無駄にする。

あるいはせっかく無難なスタートを切ったのに、思わぬアンラッキーの大叩きですっかりやる気を無くして、途中から集中力の切れたようなギャンブルプレーばかりをするようになってしまって、あとに苦い思いを残すだけの様なラウンドを消化する。

そうかと思えば、順調に来た9番ホールでスコアの計算をしたとたんに、イージーミスが重なってハーフのスコアをボロボロにしてしまい、午後のハーフはすっかりやる気が無くなって投げてしまう。

..ゴルフというものは、18ホールになったことに諸説あるけれど、やっぱり18ホールは絶妙のホール数と思う。
18個の違うシーンの物語は、波瀾万丈、起承転結、紆余曲折、喜怒哀楽...多くの人が「人生」に例えるくらいにそれぞれにドラマが起ち上がる。
18ホールの間には、幸運や不運が交互に、嫌らしいくらいに絶妙に訪れる。
...だから、18ホールある。

始まったばかりの大叩きや、順調にいっていた途中ホールでの大波乱なんて、ゴルフやっていれば普通にあること。
なんでそんなことでいい年をした大人が、いつまでもクサったり怒ったりを繰り返して、勿体ない時間を浪費する?
18ホールあるんだ、途中で投げ出すなんて人生を途中で投げ出すのと同じこと...どうせそんなに長い道のりじゃあないんだから、18番まで楽しまなくてはもったいない...どうしてそう考えない?

つらい人生だって、ほんの少しの事で笑える瞬間もある。
生きていりゃこそ感じる、素晴らしい瞬間がある。
投げて不貞腐れて、眼を瞑り、耳を塞いで、悪い考えばかりで満たされた頭でフェアウェイを歩くなんて、なんて傲慢でなんて勿体ない。

集中して18番が終わって、「ああ、もう終わりなのか」なんて思った時だって多いだろう。
スコアなんて、あとで数えりゃあいいことだ。

「だから、18ホールある。」
何回か失敗したって、ゴルフってのは18回も楽しむチャンスがある。
何回かのアンラッキーなんて、忘れてしまえ...些細な事だ。



...さて、大叩きばかりの俺の人生、あと何ホール残っていたんだっけ?


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